日本の女性声優。マウスプロモーション所属。 代表作は、アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』(双葉杏)、『パパのいうことを聞きなさい!』(小鳥遊ひな)、『奇異太郎少年の妖怪絵日記』(奇異太郎)、『AMNESIA』(オリオン)、『ブレイブウィッチーズ』(エディータ・ロスマン)、ラジオ『ゆきんこ・りえしょんのいちごまみれだよ〜』など。 TVアニメ「デ・ジ・キャラット」で沢城みゆきを知ったことが一番のきっかけとなり、声優を目指し始めた。中学生の頃には堀江由衣のファンクラブ「黒ネコ同盟」に入会、声優雑誌を購入するなどのオタク活動に精を出しており、その様子を見ていた母に「そんなに好きなら目指してみれば?」と声優を勧められた。 高校では放送部に入っていたが、人前で話すことは苦手であったため、クラス委員を始めたり、総会議長をやってみたりと、できるだけ人前で話すきっかけを作って慣れるように努力を重ねた。 2007年から開催された、『ぷちこ声優オーディション』の最終選考候補者に選ばれ、大学と並行して週1の養成所に通い、その後マウスプロモーション附属俳優養成所(第22期生)に入所した。 2008年テレビアニメ『AYAKASHI』子供役、ゲーム『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』ロール役でデビューする。2009年よりマウスプロモーションに正式に所属。 愛称について デビューしたての2008年、TVアニメ『狂乱家族日記』の現場で喜多村英梨から名付けられた。「色白いね。北海道出身なの?じゃあ、ゆきんこだね。」という喜多村からの言葉が由来である。人見知りであまり共演者と話せず萎縮していた五十嵐であったが、このように気さくに話しかけられたことをきっかけに喜多村と大の仲良しになった。 声優活動 ゲーム『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』では、声色や口調がめまぐるしく変わるジャック・オーを担当。脚注のリンク先で聞けるように、文節とは無関係な位置で、幼い少女ボイスから大人の女性ボイスへと徐々に変化するという演技も難なくこなしている。(例:「断片化され"た"記憶と性格の情報が不安定ね。」→"た"を境に変化) 多数のラジオやニコ生出演、スマートフォン「Galaxy S6/S6 edge」の広告ポスターやCM、ゲーム『グリモア〜私立グリモワール魔法学園〜』のCMなどの顔出し出演、すーぱーそに子やニコニコ動画の歌い手である花たんの楽曲でのコーラス参加など、マルチな活動を行っている。 徳島県で開かれる「マチ★アソビ」には2009年のVol.1から出演しており、Vol.19(2017年10月現在)まで皆勤し続けている唯一の声優。Vol.15の際、皆勤を祝う酒の席が用意されたが、五十嵐自身はお酒が呑めない。2013年10月開催のVol.11にて、声優ユニット「つきねこ」のメンバーとして徳島観光大使にも就任した。 人柄 遠藤ゆりかが自身の冠番組『遠藤ゆりかの今夜もユリーカ!2016』の第7回内で、「第一印象はクールだった」と言ったように、多くの人が見た目からはクールビューティーな印象を受けている。しかし、「サバサバしたお姉さんに見えるけど、実は寂しがり屋なところが可愛い」とも語っている。 事務所を問わず後輩からとても慕われている。戸田めぐみがアイドルマスター ミリオンライブ!の2ndライブに出演する際、五十嵐から「あいつを歌って踊れる子だと思わないで、レッスンを見に行ってやってください」と頼まれた元アイドルマスターシリーズ総合ディレクター 石原章弘が、戸田の個人レッスンに来たことがあった。五十嵐自身も仕事から駆けつけでライブ会場に行き、戸田のソロ曲では立ってコンサートライトを振りながら応援。「あれ、うちの戸田ですよ!」と周りに自慢していた、という話を聞いた戸田は「裕美さんは本当に良い先輩であり、私にとって家族的な存在であり、大好きな人」とブログ内で語っている。 高野麻里佳は、特に影響を受けた人物として事務所の先輩である五十嵐を挙げている。以前に五十嵐が出演していた番組の後任を任された高野は、番組や先輩のことを研究して臨んだものの、五十嵐とは性格も違うため上手くいかなかった。その時に五十嵐から、「そんなに背伸びしなくていいよ。頑張ろうと思って今は空回っているから、(背伸びしない方法を)教えてあげるよ」というアドバイスを受けた高野は、「本当に素敵な先輩が出来た瞬間でした。裏表のない自然な人だから、信頼して五十嵐さんの言葉を素直に受け止められますし、だから大好きなんだなと思います。」と語っている。 交友関係 同業者だけでなく、様々な人と交流している様子がTwitterなどで見られる。特に仲の良い声優は、喜多村英梨、戸田めぐみ、相坂優歌、湯浅かえで、遠藤ゆりか、原紗友里、高森奈津美、松嵜麗、村川梨衣などがいる。 湯浅かえでとは彼女が声優になる前から仲が良く、自身の誕生日の時期には、毎年のように戸田めぐみ、相坂優歌らと共に集まっている。 高森奈津美とは同い年で、TVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』、OVA『Another』での双子役など共演も多い。プライベートでも仲が良く、「二人で老人ホームを作って老後をハッピーに暮らす」という計画を各所でよく話している。 原紗友里に関しては、「マチ★アソビ」の『アイドルマスター シンデレラガールズ』ステージにて「すごい好きなんです。お持ち帰りしたいぐらい好きなんです。家に置いといて彼女がシミュレーションゲームやってる横にくっついていたいぐらい好きなんです」と語るほど溺愛しており、二人きりで大阪へ小旅行しに行く仲でもある。 趣味 小学生の頃から数多くのギャルゲーを嗜んできた。好きなタイトルは『同級生2』、『ダブルキャスト』、『季節を抱きしめて』、『ネクストキング 恋の千年王国』、『こみっくパーティー』、Key作品など。中でも『ときめきメモリアル』の虹野沙希とは結婚して2人の子供がいる設定があり、嫁と呼ぶほど好いている。 前後のスケジュールなどに余裕がある休日には、ロードバイクに乗って湯河原温泉や、横浜の中華街などを観光している。スペシャライズドのRuby Sport(2013年モデル)を使用している。グルメや観光を目的とした趣味の一環でサイクリングを楽しんでいたが、後に自転車がテーマである『ろんぐらいだぁす!』に新垣葵役で出演が決まり、番組の企画で三浦半島を舞台にロングライドをするなど、実益も兼ねた趣味となった。 休日に映画館に行って、3本見るほど映画好きである。今敏監督の作品に衝撃を受け、特に『PERFECT BLUE』は子供の頃から何度も見返している。 サスペンス、ミステリー好きであり、子供の頃から2時間サスペンスなどを見ていた。『探偵 神宮寺三郎シリーズ』、『逆転裁判』や『ゴシップライター』などのゲームも好んで遊ぶ。 小説も母の影響で子供の頃からアガサ・クリスティ、『ダ・ヴィンチ・コード』などのミステリーを中心に読んできた。好きな本は綾辻行人の『Another』、『館シリーズ』、『殺人鬼シリーズ』など。 好きな食べ物はかき氷、カニ味噌などのおつまみ類(お酒は飲めない)、和菓子など。 好きなアーティストは堀江由衣、三森すずこ、相坂優歌、小松未可子、村川梨衣など。その他、アニソンやゲーム関連曲、アイドルソング、洋邦ロックも好きで、特にBiSH、Fall Out Boy、Yellowcard、Good Charlotte、CIVILIAN(旧名 Lyu:Lyu)、ウソツキなどを好んで聴く。 「@JAM 2013」 アニソンdayのソロステージがきっかけで三森に心を奪われる。後に「みもりんフレンズ」として、アルバム発売記念ニコ生や誕生日イベントに呼ばれている。