「OGシリーズ」からの新キャラクター。旧シリーズにおけるビアン・ゾルダークの役割の半分を受け持つキャラクターになっている。コロニー統合軍総司令官でエルザムとライの父。<br /> コロニー統合軍を指揮し、ビアン率いるディバイン・クルセイダーズ(DC)と手を組んで地球連邦に反旗を翻す。しかし、レフィーナ・エンフィールド率いるヒリュウ改の部隊と交戦し、乗艦マハトを沈められ、戦死する。だが、その真意は『自らが勝っても負けても、DC戦争を通して、人類に異星人に対抗しうるだけの力を付けさせる』というものであり、地球連邦軍が異星人との戦いに勝利した事で、その願いは結実した。<br /> 人類を思う心と高潔な理想と強い信念を持つ反面、部下に対しては実力主義な部分があり、ユーリア・ハインケルのように真意を解する高潔さを持つ者もいれば、ジーベル・ミステルのように欲に固執し卑怯な作戦を好む悪漢もいる。そういった、清濁を併せ呑む懐の深さは、GBA版では部下はおろか、自らの長男であるエルザムすら手駒扱いをするほど冷酷に徹している一面となって描かれていたが、『OGS』ではその発言が見直され、エルザムにライの説得を頼むという人間的な一面が強調された。この事からも分かるように、本来は人間味溢れる人物である。<br /> 『DW』ではマハトをサイバスターのアカシックバスターで破壊され、ライの見ている前で爆死した。『Record of ATX』では、ヒリュウ改に零距離での艦首超重力衝撃砲を受けて戦死している。<br /> なお、『α』でも設定は存在しており、こちらの世界では存命だと思われる。