あんなぷる出身。 「ドラえもん」で初原画。 トミプロに3年程在籍した後、フリーに。その後、マッドハウスに移る。 80年代には出崎統監督作品などに携わり、杉野昭夫と共に骨太な作画で作品クオリティを支えた第一人者。 80年代終盤から90年代以降はスタジオジブリにて宮崎駿・高畑勲作品に関わり、両者から絶大な信頼を得る名実ともにジブリを代表するアニメーターの1人となった。 『もののけ姫』以降は諸事情によりジブリを離れ、Production I.Gやマッドハウス作品などを渡り歩いた。 特に『FLCL』(フリクリ)ではそれまでのリアリズム系の作画から一転して、止めやスライドなども多用したギャグアニメ全開の作画を披露している。 現在ではジブリに再合流し、『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』などで印象的なシーンを多く手がけ、現在に至る。 卓越した画力、リアリズムに溢れるアニメート力、更に加えてキャラクターの心情を大胆に表現する強烈なディフォルメ力を持ち合わせたアニメーターである。 特に『東京ゴッドファーザーズ』では、今敏監督のリアルさを追求した世界観の中で自由奔放かつ的確な作画を行なっており、氏の仕事を追う上では必見である。