ビーボォー→スタジオギグ→サンライズ→スタジオG-1(スタジオG-1NEO)→AIC A.S.T.A.(AIC ASTA)→フリー(2017年時点) 山口県出身。ビーボォー出身。師匠は湖川友謙。 同期には、さとうけいいち、小曽根正美、山形厚史らがいる。 ビーボォーから独立後は、同じくビーボォーに所属していた筱雅律、南伸一郎と共に結成したスタジオギグに籍を置いていた。 90年代半ばからは、長年の盟友である大張正己主宰のスタジオG-1のメンバーとして「勇者シリーズ」などのロボットアニメを中心に活躍。 2012年時点ではフリー。(「いまだから語れる80年代アニメ秘話~スーパーロボットの時代~」より) 近年はサンライズ、プロダクションアイムズの制作作品を中心に活動している。 まさひろ山根、山根まさひろ、ギャランドゥ☆山根等の名義での仕事もある。 メカニックアニメーターとして有名。キャラ(ロボットも含む)の表情付け、パースの付け方に定評がある。 パーツが強調された、氏自身のフェティシズムを主張するような絵は、氏の持ち味の一つである。 「勇者シリーズ」では大張と対を成す存在で、大張がツメタメを駆使した大胆なメカを描く一方で、 氏は大張の影響を受けつつも、整理された線でシャープながらもケレン味が有るメカを描いていた。 キャラの作画、版権等も大張に近いものがあり、やはり氏の大張からの影響は大きいと思われる。 昔、山根が所属していたビーボォーはカット袋を各自、自由に持っていくシステムだったらしく、 アクションを描きたかった氏は袋が膨らんでるのがアクションカットだった事を悟り、そればかりを狙っていたという。 「らんま1/2 熱闘編」末期ではスタジオギグ担当回の作画監督としてローテーションに入る。 キレキレの動きで魅せる良回を輩出しただけに、ローテに入って3回目で番組終了というのは勿体ない。 「山根がデザインすると胸にライオンか鳥がくっついてて、背中に『X』みたいなのを背負ってる」by谷口悟朗。 なお、谷口はある種のエンタメを極めた者として山根を最大限に評価している。 最近はさまざまな作品で勇者ロボのパロディのロボデザインや作画を担当している。 仮面ライダー(特に初代)が好きで、椛島洋介のサイトに村枝賢一バリのライダー画を寄贈したこともある。