京極 尚彦(きょうごく たかひこ)は、日本のアニメーション演出家、アニメ監督。兵庫県出身。宝塚造形芸術大学卒。 代表作は『ラブライブ!』、『プリティーリズム』シリーズ、『宝石の国』。 サンライズ D.I.Dに入社後、CGエフェクトを担当し、『陰陽大戦記』で担当したエフェクトが他の担当者よりひときわ派手だったことを監督の菱田正和に注目され、2006年の『結界師』第4話「彼女の大事なもの」で菱田と共同で演出家デビュー、2011年の『プリティーリズム・オーロラドリーム』ではプリズムショーパート(ダンスとプリズムジャンプの両方を含む)の演出を担当し、第4クール目は副監督も担当していた。以後のプリティーリズムシリーズも、『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』の36話以降を除き、ほぼ全てのプリズムショーパートは彼が演出を担当した。『ラブライブ!』では2010年の1stPVからアニメーション監督を担当しテレビアニメ版、劇場版でも監督を担当し、全ての曲のライブパートの絵コンテと演出を担当した。TVシリーズ第2期1話の高坂穂乃果が雨を止ませる一連のシーンは、シナリオには存在しないものを彼が絵コンテで追加したものである。 シンエイ動画プロデューサーの近藤慶一からのオファーで2020年公開の劇場版『クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』の監督に起用される。2018年放送分の『クレヨンしんちゃん』の絵コンテ・演出を数本手掛けているが、これは劇場版監督のオファーが先行してあり、「アニメの世界観を全く知らないので、まずはテレビシリーズをやらせてほしい」という自身の希望で準備作業と並行しながら参加したものだという。 CG部門の出身であることもあり、主に3DCGを使用したキャラクターのダンスシーン演出を得意とし、ダンスシーンが本編内で重要な役割を果たす『ラブライブ!』や『プリティーリズム』シリーズでは欠かせない存在となっている。 師匠は同じくアニメーション監督の菱田正和。 同じ苗字のアニメーション演出家、監督の京極義昭とは、特に血縁、親戚関係はない。