脚本家、演出家。東京都出身。現在は引退している。 息子は映画監督・脚本家の金子遊。 早稲田大学在学時に映画研究会に所属し脚本作りを始め、雑誌の編集やルポライターを経験した後に脚本家になった。当初は東京ムービーのアニメーションを中心に脚本を手がけたが、その後『太陽にほえろ!』に参加。以降は東宝製作のアクションドラマを中心に、ドラマの脚本も多く手がける。引退するまでの間に1,000本近くの脚本を担当した。代表作は『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』『ハロー!グッバイ』『刑事貴族』など。 「脚本家としての醍醐味は、自分ならではの視点で登場人物を動かせること」と語っており、『太陽にほえろ!』第543話「すりへった靴」ではプロデューサーに絶賛された。 最も印象に残った作品として『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』を挙げており、全155本中約40本担当している。手掛けた作品の中では第58話「国境は別れの顔」が最も人気を得ている。放送当時は「作品のイメージを壊す」としてスタッフに怒られたが、金子は「脚本作りの面白さを再認識させてくれた作品」と語っている。