日本の男性声優、俳優、ナレーターである。東京都出身。本名:矢田 弘二(やだ ひろじ)。 劇団青い実の会からテアトル・エコーを経て、最後は青二プロダクションに所属していた。青二プロダクションの創立メンバーの一人。仙人や老人など、高齢の人物を演じるケースが多かった。 特撮番組『アクマイザー3』では主役の一人イビルを演じていた。平成になって昭和特撮が再び注目されるようになり、矢田もインタビューを受けたが、開口一番「そんなのやってたかあ、忘れちゃったなぁ」と答えている。 アニメ『聖闘士星矢』にて持ち役であった老師こと天秤座の童虎を演じていた頃、犬を飼っており、その犬の顔が童虎に似ていたため、「お前の役をやってくるぞ」と言ってスタジオに行ったとのこと。またOVA『聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編』では、童虎が仮死状態の老人姿から若返ったという設定で、青年姿を堀内賢雄が演じた。矢田はそれを残念がっていたという。 2014年5月1日午後2時19分、慢性腎不全のため死去したことが、所属事務所である青二プロダクションの公式サイトにて発表された。81歳没。5月19日には、文化放送の『青山二丁目劇場』で追悼番組として、矢田自身も「会心の出来だった」と評価する『ひび割れたフルムーン』が放送された。