東京都出身のアニメーション美術監督、メカニックデザイナー、イラストレーター。デザインオフィス・メカマン主宰。 中学卒業後、東映動画に入社。1964年にタツノコプロに入社し、美術監督やメカニックデザインを歴任。1976年に大河原邦男と「デザインオフィス・メカマン」を設立。以後は美術に専念するようになる。『機動戦士ガンダム』、『風の谷のナウシカ』などの作品で美術監督を務める。 メカニックデザイナーとしての代表作は、『科学忍者隊ガッチャマン』の科学忍者隊側メカ(ゴッドフェニックス他)や、『マッハGoGoGo』のマッハ号など。特にマッハ号は中村デザインのものこそが「原点にして頂点」とする向きもあり、海外でも非常に人気が高い。但し光毅本人はマッハ号のデザインについて「画面での見栄えや描きやすさを優先し、面の繋がりを深く考えずにデザインしてしまった」(=実際に立体化する時に独自の解釈やアレンジが必要になる)とコメントしている。 『伝説巨神イデオン』では四条徹也のペンネームを使用したが、これは当時、『ニルスのふしぎな旅』の美術監督も担当しており多忙を極め、光毅曰く「始終徹夜をしていたから」付けたとの事。始終徹夜=“しじゅうてつや”を捩って“しじょうてつや”となった訳である。 2011年5月16日、口腔癌のため東京都内の自宅で死去。67歳没。