日本のアニメーター。スタジオジブリ作品や日本アニメーション作品の世界名作劇場シリーズの原画やキャラクターデザインなどを手がける。 神奈川県出身。神奈川県立神奈川工業高等学校を卒業後、大学入学を目指すが頓挫。スタジオ・カーペンターに入社し数作品の動画を担当した後、日本アニメーションに移籍。アニメーター森康二、近藤喜文らに学び、『世界名作劇場シリーズ』のメイン・アニメーターとして永く活躍した。 1986年愛少女ポリアンナ物語で、初のキャラクターデザイナーに抜擢される。その後、スタジオジブリに移籍するが、そのきっかけになったのは、1988年公開の高畑勲監督の火垂るの墓の作画監督に決まった近藤喜文の推薦により、宮崎駿監督のとなりのトトロの作画監督に抜擢されたことによる。その後、スタジオジブリで数作、原画、作画監督として参加した後、日本アニメーションに戻る。再び世界名作劇場若草物語 ナンとジョー先生、ロミオの青い空のキャラクターデザインを手がけるが、1997年世界名作劇場シリーズの終了に伴い、フリーランスとなる。ウオルトディズニージャパンなどを経て、2001年、株式会社タイトーのゲームソフト「ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国」のアートディレクターに招聘され、同作品のCM映像も手がけている。 2009年3月までゲームメーカータイトーに在籍していた。その後、BSでハウス食品世界名作劇場シリーズとして復活したことによる、こんにちはアン参加のため、古巣日本アニメーションに戻り、2012年現在も同社に所属している。そのほか、企画・制作の釘宮陽一郎と、科学館向け劇場映画、CMなどのコンテンツ制作を組んで行っている。とくに、九州地区限定のフランソアのTVCMシリーズは、2016年現在20作を越える長期シリーズとなっていて、佐藤の代表作となっている。