日本の漫画家。北海道釧路市出身。本名・板垣博之(いたがき ひろゆき)。主に格闘技を題材とした作品を得意としている。 座右の銘は「不自然主義」。 少年時代から格闘家に対する憧れが強く、高校時代には少林寺拳法に励み、二段位を取得した。高校卒業後、一旦地元企業に就職するも間もなく退職、20歳のときに陸上自衛隊に入隊し、陸自屈指の精鋭部隊である第1空挺団に約5年間所属。その間、アマチュアボクシングで国民体育大会に出場したこともある。この時に総重量30kgの小銃や荷物を背負い3日間不眠で富士山麓を100キロ歩き続ける訓練を体験し、「この訓練が人生で一番きつかった。これに比べればたいしたことはない」と人生の糧になったことを語っている。後に板垣の強い希望でこの訓練は自伝として漫画化された(後述)。 その後、B型肝炎を患って自衛隊を除隊。1年近い入院生活を送った後、職を転々としながらの生活を送っていた。1987年、漫画家として身を立てようと小池一夫主催の漫画教室『劇画村塾』に入塾(東京第六期生)。 小池一夫原作の漫画『傷追い人』の主人公・茨城圭介と自身の妻・惠子の名前からペンネームを取って『板垣恵介』とし[1]、1989年、『メイキャッパー』でデビュー。1991年、週刊少年チャンピオンに『グラップラー刃牙』の連載を開始。その後シリーズ第2部『バキ』、第3部『範馬刃牙』を経て、週刊少年チャンピオン2014年16号より第4部『刃牙道』を連載している。