1966年1月5日に京都府京都市伏見区で生まれ、愛知県で育つ。幼い頃は内気で気弱な性格であったが、小学生の時に芝居に興味を持ち、自己主張できるのがお芝居と気が付き、中学生のころに演劇部に入り、少しずつ開放的な性格になる。母親と共に見ていた宝塚の影響もあり、舞台女優志望であったが、『アルプスの少女ハイジ』の再放送を見て感動して以来、声優の仕事にも興味を持ち、声優養成所の無料レッスンに受かったこともあり、声優の道を進むが、ミュージカルのオーディションを受け続けていた。 1985年に本名である吉川智子の名義で、テレビアニメ『昭和アホ草紙あかぬけ一番!』の女生徒A役で声優デビュー。1987年のテレビアニメ『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』で、パトリシア・ロングフェロー役でレギュラーを担当するも、声優としての仕事と並行してアルバイトも続けていたが、1990年に『私のあしながおじさん』のジュリア・ルートレッジ・ペンデルトンにてレギュラーを得て、ジュリアを演じていくうちに、「これは私にしか出来ない役、声の仕事が私の天職」と自信を持つようになる。以降、徐々に出演作が増え、特に1990年代に入ってからは、様々な作品に声をあてている。さらに、1997年には、自ら企画を立てたドラマCD『マダム・リリーの事件簿』を世に送り出した(『マダム・リリーの事件簿』の企画自体は前年放送していたラジオから立ち上がっていた)。 2000年に声優業から一旦引退するも、2003年8月より復帰。その後、『マシュマロ通信』(ママ役)、『レジェンズ 甦る竜王伝説』(BB役)などに声をあて、現在も現役の声優として活動している。ただし、『それいけ!アンパンマン』のあかちゃんまん、『名探偵コナン』の沖野ヨーコなど、声優業を再開して以降も担当に復帰していないキャラクターもある。 芸名は姓名判断で付けてもらった名前であり、つくべくしてついた本来の魂の名前とのこと。アイリッシュハープの演奏を特技としている。ハープを弾いていると頭の中の雑念が引いていくからとのこと。千葉耕市からは、「若手にして実力があるということの根源はそのへんにあるのかな」と評されていた。1993年頃に「ゆりっぺ」という愛称が使われていたが、これは林原めぐみによって名付けられたものである。後輩のゆかなを尊敬し、大事にしている。