日本の漫画家、イラストレーター、原画家。 大学中退後、成人向けゲームソフト会社(姫屋ソフト)へ就職。かたわら、成人向け漫画や一般向け漫画も執筆する。吸血鬼を題材にした漫画「かりん」がヒットし、現在では主に漫画家として活動する。なお、駆け出しの頃のエピソードを一読者として『ファンロード』の一コーナー「はみだしコミック」で3回ほどに分けて発表している。 影山由多の別名義を持ち、成人向け漫画・成人向けゲームで使用されることがある。趣味はキャラいびり。 アナログ画材による美麗な手描きイラストが売り物だった。例えば成人向けゲーム「まゆ」では、アナログで仕上げたイラストを取り込んでゲーム画面にしていた。 姫屋ソフト在籍時代から一般向け漫画を描くまでの長い間、パソコンを所有しておらず、初めて本人が手がけたCGイラストは「櫻の一番!」の1巻の表紙。本人はアナログ絵にしたかったが、角川の担当者に、CGを描くか線画だけ描いて他の作家にCG塗りを依頼するかにすると言われ、渋々みずからCGを描くことにしたという。 『コ・コ・ロ…2』の原画の仕事で、男性キャラ同士3人の乱交シーンの原画をメーカーに提出したら「このキャラ(の一人)は包茎なので描き直して下さい」とリテイクを要求され、「モザイクが掛かる部分なのに…」と不思議に思ったとの事(同人誌『コ・コ・ロ…2』原画集より)。 『かりん』発売時には苗字の読みを「かげざき」と間違えられており、表紙にも「kagezaki」と書かれている。修正されたときには自らあとがきのネタとして使った。 同じく漫画家の樹るうとは、公私にわたり旧知の仲で、各々の作品のあとがき等で、互いをネタに使うことがある。また樹のホームページも、影崎のホームページ内に仮設している。 もとは影崎夕那のペンネームを使用していたが、出版社からの要望で一般向けに影崎由那を使うようになった。『かりん』を執筆している頃から一般向けの活動が多くなると同時に成年向け作品には影山由多の名義を使うようになったが、近年では成年向け作品をあまり描かなくなり、影山名義はほとんど使われていない。