日本のゲームソフトメーカー。本社は東京都台東区。山川竜一郎が代表取締役社長およびプロデューサーを務める。メインのブランドは社名と同じ「Frontwing」だが、それ以外に、「Survive(サヴァイブ)」「ホチキス」「b-Wings」などのブランド名でもソフトを販売していた。<br /> <br /> 1999年にカードゲームを輸入や輸出を手掛ける会社として設立され、コンピュータゲームの開発は趣味という位置づけだったが、後に主力事業として成長する。<br /> <br /> 学園を舞台としたゲームからハードな内容を含んだもの、3DCGを利用したものまで、作品の傾向は多岐にわたる。3Dコンテンツの作成は「ポリゴン村」というチームを組み、2D作品で使用される動画への3D導入を検討するなど、作品の企画および制作に携わっている。コンシューマー版に何作品か移植されているが、基本的に移植版の開発も同社が行なっている。また、3Dダンス動画作成ソフト『Dance×Mixer』の開発元でもある。<br /> <br /> 代表作には『魔界天使ジブリール』シリーズおよび『グリザイア』シリーズ3部作などが挙げられる。ライターの宮本直毅は『魔界天使ジブリール』に関して、「戦うのが見目うるわしいヒロインなら、そのリスクはエロい想像力を刺激」し、そういった作品の需要を示した作品と位置付けている。対して『グリザイア』シリーズでは、第1作『グリザイアの果実』が萌えゲーアワード2011年度のGOLD大賞、第2作『グリザイアの迷宮』が2012年度のSILVER大賞を獲得している。<br /> <br /> ANIPLEX.EXEから発売された非18禁ソフト『ATRI -My Dear Moments-』にFrontwingのクリエイターが関わっている。