牛魔王蘇生実験に携わる科学者。生命工学の第一人者とも謳われるが、得体の知れない部分が多く、紅孩児や独角兕からは警戒されている。吠登城では唯一の人間。<br /> 人を馬鹿にした口調とウサギのぬいぐるみをよく持ち歩いていることが特徴。メカいじりが趣味で、三蔵一行の妨害にも你のメカが使われている。玉面公主と愛人関係にある。<br /> その正体は三蔵法師の一人にして、カミサマの師でもある烏哭(うこく)三蔵法師。経文はウサギのぬいぐるみに隠している。どのような意図で蘇生実験に荷担しているのか、本当の目的は何なのか、その真相は未だ判明していない。<br /> アニメ版では原作以上に愉快犯として描かれ、様々な人間や妖怪相手に実験を行った。<br /> <br /> 修行僧時代は健邑(けんゆう)と名乗る。あらゆる分野の知識に精通し、17歳で博士号を取得した天才。大抵のことを簡単にこなせてしまうため、「最も難しいこと」である三蔵法師になることを目指して剛内三蔵の下に弟子入りする。師である剛内にその冷酷・悪心を見抜かれており、継承者候補から外されていたが、選考試験中に乱入し僧たちもろとも剛内を殺害した。師の提示した条件である「剛内を打倒し殺害する」ことを満たしたため、当時史上最年少の三蔵法師となる。継承に立ち会った光明三蔵が「烏哭」という法名を付けるが、選ばれし者の証・チャクラは額に現れず、異例の「チャクラを持たない三蔵法師」となった。<br /> 光明三蔵には一目置いていて、三蔵法師となった後の約一年間、共に旅をしたらしい。かつて、光明三蔵に「いつか自分を喰ってくれる相手を探している」と言っていた。光明との“賭け”を、今でも忘れずにいる。鳥哭の髪型のモデルは俳優の生瀬勝久であることを、作者が公式サイトの日記で明らかにした。<br /> 戦闘技能は高く、修行僧時代でも呪文なしで術を行使、一撃で師の命を奪う程。現在も三蔵一行とヘイゼルを相手にしてなお、全員を圧倒する実力を誇る。手にする「無天経文」は、万物のあらゆるものを無に帰し、それが存在した事実すらも消滅させる。悟空を陰から襲撃したり、三蔵を消そうとするなど度々暗躍。直接対決では圧倒。ガトの銃を手にした三蔵の攻撃を受けながらも、こめかみへの致命傷を避けたが、目元を撃たれたことで盲目となる。