アフリカ生まれの白いライオン。 ジャングルの王者、先帝パンジャの息子であり人間社会で暮らしたのち帰郷して位を継ぐ。ジャングルに人間の文化を導入し、のちには人語も話します。父・パンジャと同じ王者としてジャングルを統べながら、その生き方は父とは一見対照的ですらありましたが、それでもなお、レオの生涯は偉大なる父の強い影響の下にあり続けました。<br /> 子役としてデビューした彼は、嵐の海での遭難シーンに始まり、ジャングル交響曲での指揮者、さらには人間語を話し、戦闘シーン、雪山での遭難シーンなど、動物子役から見事になんでもこなす名役者として成長して行きました。<br /> ちなみに、白いライオンのアイデアは手塚が以前に描いた動物の絵本のライオンが、黄色く塗ったつもりが白くなったことから得られたものでした。絵本の企画はボツとなりましたが、この失敗はのちに手塚マンガ最大の動物アイドルを生むことになりました。