プロ九段で、かつては「鬼人」と称された凄腕の指し手。男であることを承知の上で、斉藤歩を弟子とする。故人である妻の事を今でも愛している。身体を壊しており、沙織との対局を最後に引退する。引退後に歩をあえて破門し、羽仁名人に預ける事でその未来を拓こうとした。8年前、安岡信次が養女として紫音を引き取った際に周りからの猛反対や今後の養育費や生活費など金で悩んでいた信次を見かね金を援助し窮地を救った恩人でもある。