睦月型駆逐艦2番艦の如月と申します。<br /> ウェーク島では五月蝿いF4F戦闘機の攻撃を受けながら奮戦しました。<br /> いやん、ほんと、髪の毛が潮風で痛んじゃう……。<br /> <br /> 如月(きさらぎ)は日本海軍の駆逐艦。睦月型駆逐艦の2番艦である。艦名は旧暦2月のこと。艦名は初代神風型駆逐艦の「如月」に続いて2代目。<br /> 1923年度計画艦。舞鶴工作部で建造され、1925年12月21日に竣工、佐世保鎮守府に所属した。当初は「第二十一号駆逐艦」という艦名であり、一等駆逐艦に類別され、1928年8月1日に「如月」と改名された。<br /> 1937年からの支那事変により中支、南支方面に進出する。<br /> 1941年12月8日 太平洋戦争の開戦により、日本軍は中部太平洋方面ではウェーク島とグアムの攻略を開始した。「如月」は第6水雷戦隊第30駆逐隊に所属し、第6水雷戦隊旗艦である軽巡洋艦「夕張」等と共にクェゼリン環礁を出撃しウェーク島攻略に向かった。<br /> 1941年12月11日 艦隊はウェーク島への艦砲射撃を開始したが、アメリカ軍の反撃は激しく、4時3分には駆逐艦「疾風」が海岸にある砲台からの砲撃により撃沈された。5時37分、「如月」はウェーク島ピーコック岬の南でF4F ワイルドキャット戦闘機の機銃掃射を受け、さらにF4F 戦闘機から投下された100ポンド爆弾1発が命中。魚雷が誘爆し、 艦橋と二番煙突の半分、マストを吹き飛ばし、しばらくすると艦は二つ折れになって、5時42分に爆沈した。<br /> 1942年1月10日、除籍。