1976-05-05
1976-05-05
山田太郎, 山田太郎, Tarou Yamada

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『ドカベン』の主人公。新潟県新潟市旭七ヶ町生まれの神奈川県横浜市育ち。鞄の中にご飯だけを詰めたでっかい弁当箱(ドカッと大きいドカ弁)を入れていたことからドカベンのあだ名がついた。<br /> 高校3年夏の時点で身長は175cm、体重は85kgだとされる。誕生日は5月5日。高校時代の設定では1958年生まれ(1974年明訓高校入学)、『プロ野球編』以降の設定では1976年生まれ。<br /> 選手としては:三冠王を獲得するほどのパワーとバットコントロールをもつバッティング;遠投120メートル以上の強肩と正確なコントロールを持つ送球;際どいコースをストライクに見せるフレーミング技術;野村克也や古田敦也も認める、意外性のあるリード;幾度と無くチームのピンチに決勝打を放つ、驚異的な勝負強さ。<br /> 以上より、作品中では日本一の捕手として描かれている。唯一とも言える欠点は超がつく鈍足であり、ライト前ヒットの当たりがライトゴロとなったこともある(岩鬼曰く「山田の足はリトルリーグ」)。ただ、守備では機敏である。<br /> 岩鬼正美には劣るものの、阪神電車の車内でキャッチングポーズを維持できるほどの驚異的な筋力とバランス感覚を持つ。またバントやわざとファウルを打つなど小技もうまく、常にチームの勝利のためにプレーする。もっとも、変則投手や変則投球には脆い一面もある(プロ入り後に星野伸之に苦戦した描写がある)。<br /> 家族は祖父(太郎とサチ子からの呼び方は「じっちゃん」)と妹・サチ子。両親は早くにバスの交通事故で死亡。太郎とサチ子もそのバスに乗っていたが、太郎が事故が起きる1分前からサチ子を抱いていたおかげで2人は助かった。実家は昔ながらの長屋で借家だったが、プロ入り後の2000年のオフに長屋を買い取った。祖父は畳屋を営んでいる。<br /> プロ入りまでは貧乏なエピソードが多かった(万年蹴りを食らったじっちゃんが貧乏という理由で診断を断られそうになる。高校進学を諦めて畳屋を継ごうとする。実家一帯の長屋を守るための資金的な理由で、ロッテ以外ならプロ入り拒否とほのめかすなど)。<br /> 通常ルーキーは球団の独身寮に入るが、山田は実家の横浜の長屋から電車で西武球場に通っていた。現在も長屋住まいである。<br /> 2005年のキャンプ中にホテルのマイクロバスを運転する描写があることから大型自動車免許を持っている模様。ただし、1999年の段階では、岩鬼が日本シリーズMVP賞品の自動車を山田家にプレゼントしようとした際、妹・サチ子が「お兄ちゃんは免許を持ってない」と言っているので、それ以降に取得したことになる。<br /> 高校時代から目標としていた選手は、元ヤンキースのレジー・ジャクソンだという(2003年に判明)。<br /> 『プロ野球編』では、西武ドームでホームランボールが当たった女性・南遥と親しい関係になるが、うやむやのまま終わっている。高校時代にも、後述の東郷学園の小林の妹から好意を寄せられたような描写もあったが、こちらもうやむやとなっている。水島が『爆笑問題の日曜サンデー』にゲスト出演した際、山田は2008年現在で童貞だと明かし、来年(2009年)に結婚させるつもりとも語った。その後、山田は2008年12月に「あけぼの幼稚園」の先生、木之内彩子に結婚を前提とした交際を申し込んだ。<br /> 温厚な人柄であり、連続敬遠や厳しい内角攻めによる連続死球(この際、他の西武の選手達は激高し乱闘寸前だった)を受けた際も怒鳴ったりすることはほとんどない。ただし、中学柔道時代に祖父やサチ子に危害が加えられたときは激高し、その相手と決闘した。<br /> 基本的には正直者であり嘘は大嫌いだが、野球のプレーに関することに対しては例外で、ありもしない変化球をさもあるように嘘を吐いたりする、したたかな一面を見せる。本人もプロ野球編で「野球は騙し合い、騙されたほうが負けなんです」とチームメイトに発言している場面がある。