神泉安菜
神泉安菜
神泉やす菜, Yasuna Kamiizumi

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はずむのクラスメイト。吹奏楽部所属で、担当はフルート。成績優秀で物静かな、「女の子」を絵に描いたような美少女。女子からは憧れの対象となっているようだが、同時に近寄りがたい雰囲気も併せ持っているため、友達は少ない。幼少期に突然「男性」を認識できなくなり、父親をも含む周囲の男性はすべて、おぼろげにその輪郭だけをとらえることができるのみである。そのため周りとのコミュニケーションに障害があり、自身でもそのことについて悩んできた(ちなみにこの症状は相貌失認という脳障害と同じもので、コミック版では神経細胞の欠損によるものと説明されている)。そして高校で、初めて認識できる男性、はずむに出会う。コミック・小説版においてこの病気は、彼女が女性になったはずむを好きになるきっかけ程度の設定に過ぎなかったが、アニメ版においては物語の重要な鍵を握っている。<br /> &nbsp; &nbsp; 当初の原案では気の強いお嬢様であったため、原作の初期においてもその名残から、少々性格がキツ目に描写されていた。そのためアニメでは彼女の描写を大幅に増やし、イメージを柔らかく作り変えている。<br /> &nbsp; &nbsp; アニメ版では「フェルマータ」と言う名のアフガン・ハウンドを飼っている。彼女が幼い頃、この犬が花瓶を割った事件がきっかけとなり病気を患ったが、コミック版・小説版には一切登場していない。<br /> &nbsp; &nbsp; 叔父もまた、有名な音楽家。現在はニューヨークに暮らしており、やす菜も一時、向こうの音楽学院への入学を希望していた時期がある。<br /> &nbsp; &nbsp; 芸術的才能は音楽だけに留まらず、絵も得意。ただし男性を描くことはできない。唯一認識できる男性だったはずむも、顔まで描くことはできなかった。<br /> &nbsp; &nbsp; 料理も本人は得意と自負しているが、他人と味覚がズレているせいか大抵激辛の味付けとなってしまう。<br /> &nbsp; &nbsp; また、他人と比べると少々感覚がズレているようで、天然ボケ気味。ドラマCDではかなりの天然さを見せる。<br /> &nbsp; &nbsp; はずむと同様、運動は苦手。