「晴れの大国」の先王の末の実弟で、リビの叔父。作中でリビの唯一の血縁者。愛称は「バルド」。<br /> かなりの長身であるため、身長のことで悩むリビがニケの他に彼女よりも一層悩みを知られたくない相手である。女癖が悪い。ヘタレでまだ子供である甥の背中に隠れる等、非常に情けない姿を晒してしまう。ニケとリビの良き理解者であるが、それと同時によく2人をからかっている。<br /> リビが即位した際には宰相を務めていたが、ある日、突然出奔し吟遊詩人となった。<br /> 嘗てはその派手な外見と人に心の内を見せない様から「宮廷の花」「太陽」などと呼ばれていたが、それは自身で敢えてそうあるように意識してのことだった。本来は物静かで思慮深いため「月」の方がイメージらしい。<br /> リビの亡き母シーラに想いを寄せていたため、彼女が暗殺された後、リヴィウスを守るため彼を王位に就け自身は宰相を務めていたが、リビが心を失くしてしまったことに耐え切れず、自ら彼の元を去っていた。リヴィウスが婚約したことを知り妻となるニケを見定めるために「晴れの大国」に帰り、その後、ニケの計らいによりリヴィウスと和解、再び宰相に任じられる。<br /> 自身を「歩く下半身」と呼んで嫌うルナが大の苦手。