ゴマフアザラシの赤ちゃん。体の色は真っ白。鳴き声は「キュー」。<br /> 芦屋家の家族の一員であり、周囲からもアイドル的な扱いで可愛がられているが、アシベの父ちゃんには枕や手拭き、挙げ句の果てにはゴキブリ叩きの道具に利用されたり、アシベの母ちゃんにクッション代わりにされたり、一度だけであるがアシベの母ちゃんにアシベの父ちゃんを起こす目的でハリセン代わりにされたり、騙し討ちでインクを吸わされるなど散々な扱いを受けることも多い。また犬・野良猫に襲われることもしばしばである(猫たちに噛まれた、その日の夜中に襲われる夢を見て、うなされる事もあった)。性別は不明だが、バレンタインデーのときの、サカタ兄弟のやりとりから周りの人々からはオスだと思われているようである(サカタの兄が「もしかしたら女のコかもしれない」と言った)。<br /> 普段からみんなに「ゴマちゃん」と呼ばれているが、たまにアシベの父ちゃんと母ちゃんに「ゴマ」と呼び捨てにされる事もある。<br /> 当初は素性の分からないトラックに載せられて運搬されていたが、トラックの荷台から道路に転げ落ちたところを偶然通りかかったアシベに拾われ、そのままアシベ一家と一緒に暮らすようになった。自分を人間だと思い込んでおり、そのうちに2本足が生えてアシベのようになって、そして将来はアシベの父ちゃんや母ちゃんのような大人の人間になると信じている。眉毛が吊り上ったり垂れ下がったりなど、人間と同様に喜怒哀楽を顔の表情に表して人間と同じ思想や知識を持って行動しようとしている。<br /> 海獣だけに、基本的に好きな食べ物は魚介類。その他には焼き鳥とおでん、王々軒のアッキー特製メニューの「ゴマちゃんスペシャル」などがある。アイスキャンディーが特別に大好きで、フルーツ(特にバナナ)も好む。昆虫をコレクションしたこともある(ただし、大家のおばさんに捨てられた)。嫌いな動物は犬と猫。食べ物では豆腐や松茸などが苦手。雪の上で平気で眠れるほど寒さには強いが、反面、暑さがとても苦手である。なお、実際のゴマフアザラシの赤ちゃんの白い体毛は生まれてから2 - 3週間ほどで全部抜け落ち、灰色がかった成獣の体毛に生え変わるが、ゴマちゃんの体毛は作中ずっと真っ白のままであった。