2月2日
2月2日
高槻枝织, 高槻枝織, Shiori Takatsuki

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樹璃の幼馴染み。高等部一年。漫画版には登場しないが、Blu-ray Boxのイラストで初めてさいとうによるイラストが書き下ろされた。大人しく繊細なように見える外面とは裏腹に、御影からは花を腐らせる毒虫呼ばわりされるなど内面的には卑屈かつ狡猾、ある意味では自己中心的な性格。幼い頃の口癖は「奇跡を信じて想いは届く」だが、本人は言葉の意味を理解していない。「一緒に育ったような」幼馴染みである樹璃に対して劣等感から愛憎入り混じったコンプレックスを持っており、彼女が自分に庇護的かつ優しく接するのは見下され馬鹿にされているからと被害妄想を抱いていた。樹璃と自分の関係を「光と影」と表現する。中等部までは鳳学園に在籍していたが転校、その後学園に戻ってくる。黒薔薇会編での決闘の際の武器は樹璃の体から取り出した黒いエペ。決闘の際机の上に置かれていたものは止まり木に停まった文鳥。鳳暁生編における「花嫁」の時のドレスの色は赤紫。設定によると身長は幹と同じ。<br /> かつて樹璃の思い人である(と彼女の思い込んでいた)フェンシング部の少年を手に入れたのは、樹璃に対する劣等感から逃れるためのものだった。黒薔薇会の一件(第17話より)で再転入後、かつてのような樹璃との交友関係を取り戻そうと接近し拒絶されるが、御影の策略によって樹璃の自分への愛を知り、精神的優位に立てると喜びながらも受け入れることができないことに悩む。第28話、第29話では、樹璃の師である土谷瑠果にかつてと同じようにアプローチをかけ男女の仲となるが、それは瑠果による徹頭徹尾の「樹璃のための略奪」であり、彼女との関係は彼の本来の目的の準備期間に過ぎなかった。用が済んだら(皮肉にもかつて彼女自身がそうしたように)一方的に振られ、ますます樹璃に対するコンプレックスを深めていく事になり心身ともに荒んでいき、見舞いに来た彼女に対しても悪辣な言葉を浴びせたが、瑠果が死去した後は結局また樹璃に依存しようとしていた。その後、最終話では樹璃が部長を務めるフェンシング部に入部、紆余曲折の末ようやく彼女と正面から対峙して正々堂々剣を交えることができた。<br /> 彼女の決闘に当てられた名前は「嫉妬(jalousis)」。<br /> 劇場版では七実や梢の役割を兼任、「私の“王子様”を死なせた」樹璃を赦さず、一生“王子様”の代役を務めさせ続けようとして冬芽や樹璃の近辺にて暗躍する。終盤で棺桶を模した黒い車に変身して“外の世界”に出ようとするウテナとアンシーを追い、二人が“外の世界”へ出るのを妨害しようとしたが、最後は防音壁に激突して大破する。