四龍の一人で、右手に龍の力を宿している。初登場時20歳。この世界では珍しい白銀のような色の髪を持ち、瞳は緑。肌の色は際立って白い。<br /> 龍の鱗が生えた右手を持ち、人間離れした攻撃力を持つ。力を使う際には右手は成人男性の頭を鷲掴みにできるほどに巨大化するが、普段は通常の大きさで、包帯で鱗を隠している。主の出現を渇望しており、ヨナにそれを見出す。四龍の使命に忠実であり、自身を"白蛇"と呼ぶハクとは折り合いが悪い。性格は生真面目で天然なところがある。里を出たことがなく、虫が大の苦手。四龍の中で最もヨナに対して忠誠心を抱いているが、それ以外の恋慕の感情を無意識に抱いている。四龍は兄弟のようなものと考えており、特にシンアに対して兄のように世話を焼く姿が見られる。<br /> 先代の白龍は実の父親である。父はキジャと同じく、主に仕えたいという願望を強く持っていたが彼の代では叶わず、苦悩の中で龍の右手を用いて幼いキジャの背中に生涯残る深い掻き傷を残している。その一件から、父子といえども先代と一対一で顔を会わせられた機会は父の死を看取る時しかなかったが、気持ちがわかるからと父への遺恨はない。
