旧名は石渡紫音。東柏崎女子中学校の1年生。女流棋士で一級。8年前、紫音が4歳のときに目の前で父親と母親の両親を惨殺された精神的ショックから失声症になり、他人との会話はすべて筆談で行う。事件時、倒れた父親の額の上に将棋の王将の駒が置かれていたことから、犯人は将棋指しであると考えており、同時に王将の駒がトラウマとなっている。母親の形見とされる「勾玉のペンダント」を常に身に着けており、何かあるといつもそれを握り締める癖がある。<br /> 養父である安岡信次の影響で、女流棋士の道を歩む。第一話の時点で11歳で、日本将棋協会の女流育成会を経て12歳で最年少の女流棋士となって、作中にて14歳まで成長している。女流棋士となった事で再び事件の影がちらつく様になる。斉藤歩との出会いは、最初は倒したいライバルとして。後にその正体を知ってからは、互いに切磋琢磨しつつも意識しあう関係となっていく。<br /> 好物はココア。趣味はお菓子作り。将棋の駒の形をしたクッキーを焼いて皆にふるまうこともしばしば。作中の描写からすると甘党で、好き嫌いが激く特にブロッコリーが苦手。ピアノの才能はなかったらしい。筆談で書く字はかわいらしいが、その内容からは相手のさりげない変化も見逃していないことが伺える。口がきけない分、表情豊かでアニメ版では時にコミカルな顔になる事も。