タイプ:静<br /> 「哲学する柔術家」の異名を持つ岬越寺流柔術の達人。38歳。11月5日生まれ。身長180cm。体重80kg。一人称は「私」。<br /> 柔術着にストレートの口髭が特徴的な紳士。彼の柔術はあらゆる物を取り込んで昇華し、「岬越寺流」と呼ばれる独自の流派と化している。20年以上に及ぶ独自のトレーニング理論により、全身の筋肉を極限まで絞り込んでピンク筋(瞬発力の白筋と持久力の赤筋の両方を併せ持つ性質の筋肉)へと変えており、梁山泊の師匠らの中でも比較的小柄、痩身でありながら、逆鬼さえ一目置くほどの恐るべき筋力を誇る。<br /> 冷静沈着・才気煥発で、独自の悟りを開いている。ゆえに、隼人が居ない時は大体彼が梁山泊のまとめ役。梁山泊の面々の中では最もダンディーな顔つきと理知的な振る舞いから若い女子高生から大人にまでモテる。兼一の各種修行における、全体の監督的立場でもある。普段は人当たりがよく、穏やかで理知的な性格に見えるがキレると一番恐ろしい。弟子の生命さえ脅かしかねない危険な修行のアイデアも彼の考案によるものが多く、兼一に対しての師弟愛はかなりドS気味である。嘘をつくとき髭をいじるという癖がある。本人曰く学生時代は苛められていたらしく、「自分が正しいと思ったことをするには力が必要」という兼一の言葉と同様の主張を、かつて自分の師に訴えたことがある。<br /> 書画・陶芸・彫刻・演劇・音楽・茶道と何でもこなし、「書・画・陶芸・彫刻のすべてを極めたと謳われる天才芸術家」と崇敬され芸術家としても著名な上、接骨医としても有能で、梁山泊の裏で接骨院を経営し梁山泊の家計を助けている。医師の資格も所持しており外科手術も可能、その腕は日本屈指と評され即席の道具から瀕死のアパチャイを救命するほど超一流だが、血を見ると性格が変わるらしく病院では働けなかった。ただし名誉や金銭には淡白であり、梁山泊が経営破綻した際に逆鬼から「作品を売ればいい」と言われても「芸術は売り物じゃないから」と頑なに取り合わず、某国の元首にたまたま作っていた彫刻を買い取りたいと言われた際には莫大な報酬を積まれ、さらに窃盗、暗殺のプロを送り込まれてなお「え~やだ~」と一蹴し続けた。愛読書は罪と罰。囲碁、将棋、オセロまでもプロ級であり、更に多種多様の外国語までこなす多芸多才な人物。兼一の修行のために機械やからくりを作るうち、その技術も達人の域に達してきている。特に兼一を主動力にした、生活や移動に便利な機械を作るのが得意。その万能ぶりからよく「ドラ○もん」(オヤツとして「ドラ焼き」をよく食べている)と兼一に呼ばれ、助けを求められていた。ただし、寒さとピーマンが嫌いで、よく青椒肉絲のピーマンだけをアパチャイに食べさせている。