「鎖縛の喰鮫」。魚組。無益な殺生が好きで、金銭目的以外で働いたことがないのを誇りにしているが、誰に対しても敬語で接する慇懃無礼な人物。「いいですね」などを三四回繰り返して言うのが癖。鎖に繋いだ刀を高速回転させて相手をバラバラにする「忍法渦刀」が得意技で、幕府の関所を壊滅させたほどの戦闘力を持つ。使用する忍法の特性上、装束に巻いている鎖が他人より若干長い。七花に「まにわに」と直接呼ばれた最初の真庭忍軍だが、この奇妙な愛称を喜んでいた。「戦う理由をわざわざ考えるくらいなら、そもそも戦う必要はない」という旨を口にしており、これは奇しくも最終話で七花が同様のことを口にしている。千刀「鎩」を入手しに出雲国三途神社に赴き攻撃を仕掛けるが、迷彩に自分の刀を両方とも使われ斬殺された。