一護の父親で、黒崎家の大黒柱。大きな手術以外のことは大抵こなすクロサキ医院の開業医。通称・ヒゲ。<br /> 娘を溺愛したり亡き妻・真咲の巨大なポスタースタイルの遺影をリビングの壁に貼るほど家族が大好きな愛妻家であり、年中ハイテンションかつボケも非常に多い。普段は一護にいらぬちょっかいを出して喧嘩をしたり、夏梨に鬱陶しがられたりしている。私服も派手で、ドン・観音寺とは意気投合している。夏梨・遊子への過保護な扱いとは対照的に、一護に対しては放任主義的傾向が強いが、ちゃんと息子のことを陰ながら見守り、何かあったときにはそっと手を差し伸べる、快い父親である。昔は喫煙家であったが、現在は6月17日の真咲の命日にしか吸わない。<br /> 初期は霊感はまるで無い様な言動をしているが、実は隊長格クラスの実力を兼ね備えながら、何らかの理由により現世に留まる死神。護廷十三隊隊長が身につける羽織(形状は剣八のと類似)の一部を左腕に縛り付けている。一護の身代わりを務めたコンの存在を一目で気づき、コンを守るために母親の形見と偽って自分が作った特殊なお守りを一護に渡している。石田竜弦とは互いの正体を知る旧知の仲で、交通事故での怪我人の対応に追われていた時には、病室を貸すよう竜弦に要求していた。浦原とは旧知のようで、藍染や崩玉の詳細を知っている。藍染が破面を率いて活動を始めたのに伴い死神に復帰、最愛の妻を虚から守れなかった後悔を胸に秘め、グランドフィッシャーの2度目の襲来時に20年ぶりに死神の力を使って仇を討った。それ以前に死神としての出自や経歴、及び20年前から死神としての活動をしていなかった理由は未だ不明。<br /> 空座町の決戦に加わり、藍染とも互角に渡り合うが崩玉の力で変貌した藍染に敗れ、その後に一護とともに藍染を追う途中、一護が「最後の月牙天衝」を修得する時間を稼ぐため、拘流を止める役目を引き受けた。完現術者達の出現の際には浦原と暗躍し、一護に死神の力を取り戻すための協力をしていた。小説『The Death Save The Strawberry』では再び戦場に駆け出されることから一護に死神の力を取り戻させることを躊躇していたが、無力感に苛まれる一護を見て、真咲を救えなかった自分を重ねて浦原に協力を申し出た事情が語られた。<br /> アニメのおまけコーナーでは「クインシー大全」にも出演、竜弦と絡んでいた。竜弦に余計な事を言っては、手痛い制裁をしばしば受けた。