帝人のクラスメイト。眼鏡をかけた地味な風貌だが、どこか浮世離れした美少女で、来良学園でベスト3に入る巨乳の持ち主。加えて成績優秀で、体育も含め通知票はオール10。両親はおらず、一人暮らしをしている。料理は全く出来ないらしく、料理の点数は30点。<br /> 大人しくあまり自己主張しない性格。そのせいか、当の杏里を敵視する同級生からイジメを受けることがある。幼少の頃より父親から虐待を受けていたことから、精神のバランスを保つために、自分の見る世界とその出来事を額縁の中のものとして徹底して客観的に認識するようになった。同時に様々なものが欠け、人を愛することもできなくなった。ただし人間関係が広がり始めて以降、帝人や正臣、美香など額縁の手前にいる“例外”と関わる際には客観的な捉え方が出来なくなり、そうした彼らとの関係を大切にしている。<br /> 美香とは中学に上がる前からの親友で、彼女の引き立て役(帝人の見立てでは好対照でどちらもが引き立つような関係)であった。本人はこうした他人に依存する生き方を寄生と捉え、他の事柄とも併せて、自身を「寄生虫」と揶揄している。<br /> 5年前、父に絞殺されかけた際、当時の「斬り裂き魔」であった母・園原沙也香(そのはら さやか)が父を殺して自らも自殺した後、残された妖刀「罪歌」をその身に宿している。本来「罪歌」を宿した者はその思念に耐え切れず発狂し憑衣されるが、杏里は罪歌の思念を受けていながら額縁の中のものとして見ることによって自我を保ち、罪歌を制御している。罪歌の影響から卓越した身体能力を発揮し、罪歌が闘いの経験と記憶を受け継いでいるため、かなりの剣豪である。「罪歌の子」の暴走によって引き起こされた「リッパーナイト」事件では、「母」として「子」の意識を支配することで事件を終結させた。当事件の被害者であり「罪歌の子」の宿主となった人々は自己の意識を取り戻したものの、必要とあらば「母」である杏里により使役させられる。<br /> 「斬り裂き魔事件」以来、セルティには深い敬愛と信頼を寄せており、その後も親しい関係を保っている。帝人からの好意に気が付いているものの、人を愛することができないがために彼との距離を置いており、帝人が異常な面を見せ始めてから気にかけるようになる。<br /> 『SH』では来良学園を卒業しており、元々の家で行っていた骨董具店を開いている。<br /> チャットでのハンドルネームは「罪歌」。セルティに誘われチャットに参加しているが日常的なITスキルに乏しく、漢字変換ですらおぼつかないため会話が無粋である。また、チャット上の有益な機能である内緒モードが理解できず、臨也にセルティとの会話がほぼ筒抜けになるなど周囲をやきもきさせる。<br /> ---<br /> 园原杏里,让人觉得脱俗的少女。齐眉的刘海,圆形的眼镜,有着若有若无的倦怠气质,园原的表象是一位普通之极的清新少女。但她的举止,偶尔会透露出人性弱点的本质,她知道自己的弱点,不能独立存活。与生俱来,似乎要寄宿于他人的力量之下,才能安全地生活着。她为此也感到困惑,这种不成气候的生活方式,这种站在外人角度,冷眼旁观自己苦闷的少女,是从何时开始养成的呢?