謎の通り魔。金色のローラーブレードを履いて野球帽を被った小学6年生の少年で、くの字に折れ曲がった金属バットを片手にニヤニヤと笑いながら相手に襲いかかる。精神的な悩みや追い詰められた者に現れる。壁や空間を通り抜けることができ、彼から逃げることは出来ないが、猪狩美佐江にだけは精神的に敗れている。成長すると体が大きくなり顔も化け物に変貌を遂げる。最終的にはマロミにすがれなくなった人々の心が少年バットを無限に増長させてしまったことで、黒い固まりとなり大勢の人々を飲み込む。<br /> 正体は鷺月子が10年前に生み出した妄想の産物で、それが現代に蘇ったもの。愛犬マロミが通りかかった車に撥ねられ死んだことを月子が真っすぐに向き合ったことで、少年バットの存在は消滅した。