斡由
斡由
Atsuyu

生日:
年齡:
性別:
身高:

元州侯元魁之子,已死亡。姓名为接祐(せつゆう),氏元。<br /> 受元州侯提拔而成为元州令尹。<br /> <br /> 元州侯元魁の息子。姓名は接祐(せつゆう)。赤茶色の髪で、右のこめかみのひと房だけが白い。彼の身分は、国府六官や牧伯と並ぶ。<br /> 梟王の時代から傑物として州内の人望を集め、梟王末期の暴政から民を守るために、梟王のいいなりであった父親と対立し、彼を幽閉して実権を掌握する。30年以上続いた王不在期には、院白沢を始めとする優秀な官僚団を統率して、雁国を覆った過酷な荒廃を押しとどめるべくその手腕を発揮し、元州のみならず雁国全土にその名を知られる。<br /> 尚隆登極後も元州の実質的な州侯として復興に尽力していたが、梟王時代に破壊された漉水(ろくすい)の堤復旧を先送りし続ける延王尚隆の態度に業を煮やし、漉水流域の民を守る為に反旗を翻すも、国府に徴兵志願者や、支援を申し出る郷や郡が続出し、宰輔の拉致監禁という強攻策に出たため尚隆の計略もあって諸侯から離反者が続出するという不利な状況に追い込まれ、大雨の最中に街の対岸にだけ堤を作るという尚隆の策に嵌り敗北した。<br /> 普段は真面目で利発な上に条理を弁え、鷹揚で懐が深く、才能ある者を積極的に取り立てていた。しかし実は、己の失敗を認めることができない性格である。彼の死後、院白沢らの人材は延王尚隆のもとに移る。<br /> 内乱から100年も経たぬうちに功績も忘れ去られ、現在では「遥か昔に延王に反逆した大罪人」としてしか伝わっていない。尚隆曰く「もう1人の自分」。