ルグィン伯爵家の女当主にして、帝国の二大剣術ヴァンダール流・アルゼイド流から免許皆伝を受けた《黄金の羅刹》。<br /> 司令官として活躍した《北方戦役》を機に軍を退役し、トールズ第Ⅱ分校の分校長に就任。<br /> 帝国政府の思惑に囚われない大胆不敵な指揮で“捨石”同然だった分校を本校に匹敵する組織へと鍛え上げた。<br /> ――しかし、帝都での異変が発生すると、それを見計らっていたかのように第Ⅱ分校を去り、主君ミルディーヌ、魔女クロチルダらと共に《ヴァイスラント決起軍》を結成。<br /> 一人の将として、《鉄血宰相》に立ち向かう道を選択したのだった。