乱崎家の「次女」(原作第1巻では長女)。本名は姫宮 零子(ひめみや れいこ)。9歳。元の家族には一族で一番年下の子どもの役割とされている「孤独人形」として虐げられ、虐待を受けていた過去を持つ。自殺未遂、いじめ、虐待、入院など、その過去は暗いが、「普通」というもののない「姫宮」という鬼の一家で育ったため、普通であろうと努め、天然で無垢、穏やかで優しい性格をしているが、家族を傷つけようとするものには「黒優歌」という顔を見せることもある。乱崎家では最も平凡で「すぐ忘れてしまいそうな」外見と性格をしている。「さっぱり」を副詞として多用する癖があり、本来は否定的な意味で使用するこの言葉を誤った用法でよく口にしている。帝架の毛皮を気に入っていて、1日1回もふもふをしないといけないくらい依存している。<br /> 拾伍さつめで書かれた6年後では、高校生になっている。背中の虐待のあとを隠すために伸ばしていた髪を切っており、将来は「自分のように傷だらけになる子供を救いたい」「壊れかけの家族を修復する仕事につきたい」と語っている。